
2025-26シーズンから本拠地を江東区に移した男子プロバスケットボールBリーグのB1に所属するアルバルク東京が、完成したばかりの「トヨタアリーナ東京」(江東区青海1)で10月3日、今シーズン開幕戦を行った。
アリーナのこけら落としでもあるメモリアルな試合となった開幕戦は、昨季B1王者の宇都宮ブレックスを迎え、9534人のブースターが両チームの戦いを応援した。
アルバルク東京は日本代表のポイントガードであるテーブス海選手や新加入したビッグマンのブランドン・デイヴィス選手、守護神のライアン・ロシター選手がけがで欠場を余儀なくされ、高さで劣勢を強いられるロスターでのスタートとなった。
1Q(クオーター)は相手プレーヤーのオフェンスで主導権を握られる。アルバルクも安藤周人選手の3ポイントシュートなどで食い下がるも10点差をつけられ15-25で終了。
2Qは中村浩陸選手がプレー中のけがで退くアクシデントが発生。ゲーム展開は高さに勝るブレックスが3ポイントとオフェンスリバウンドで徐々に点差を広げ、27-45で前半を終えた。
3Qはアルバルクの福澤晃平選手がレイアップやプルアップシュートを続けて決め、安藤選手も3ポイントを決めるも、点差が縮まらず40-60で終わる。
4Qはアルバルクがディフェンスでハッスルをしながらもリバウンドが取れず、終始、コンタクトプレーで有利に立ったブレックスが勝利。最終スコアは56-81。
試合後、安藤選手は「チームの状態はけが人が多く万全ではなかったが、アリーナの初戦であり、開幕戦でこれだけのブースターが来場してくれた中で、自分としては点数とること、仲間を助けることにがむしゃらになった」と振り返った。
大倉颯太選手は「プレシーズンでできていたことを公式戦でもやりたかったが、相手のフィジカルに負けてやりたいことをさせてもらえなかった。悔しいが、一つのステップとして、明日以降もチャレンジしていきたい」と前を向く。
10月5日には同カードの第2戦が行われる。