
亀戸駅北口から徒歩すぐの路地裏に9月12日、鎌倉のホテルで料理長を務めていた江藤正顕(まさあき)さんが創作和食の店「結び灯(び)」をオープンした。
「人との縁を結び、心にともるひとときを過ごしてほしい」をコンセプトに、和食ではなかなか使われない食材や、フレンチ、中華などの異なるジャンルの料理も取り入れた創作料理をお酒と共に提供する。
元はバーとして利用されていた物件をリノベーションした同店の店舗面積は32平方メートルほどで、長いカウンターと店奥のテーブル席を合わせて18席を用意する。
「時間を気にせず、しっかり夕食を取りたい人のために」と、夕方から深夜までオープンする同店。「ミニかつおだしで作るスパイスカレー」(680円)は、リンゴ酢に漬けたチキンが入り、「スパイシーながらかつおだしが和の優しいニュアンスを感じさせる」という江藤さんお薦めのメニュー。
江藤さんは「世話になった方や知り合いが多い亀戸の地で少しでも恩返しができればと思って出店した。伝統的な和食の枠組みにとらわれず、肩肘張らずに気軽に来店できる創作和食店にしたい」と話す。
営業時間は17時~翌3時(金曜・土曜は翌5時まで、日曜は23時まで)。月曜定休。