ラグビーリーグワンディヴィジョン2(D2)の2025-26シーズン開幕を12月13日に控え、清水建設ブルーシャークスが出陣式を11月22日に、ホストスタジアムの夢の島競技場(江東区夢の島1)で開催した。
同イベント内で行われたプレシーズンマッチは、開幕戦と同カードとなる日本製鉄釜石シーウェイブスを迎えて14時30分にキックオフ。
序盤に先制トライを奪われるも、その後、一進一退の攻防でお互い譲らない展開となる。
20分が経過し、自陣からスタートしたボールをつないで一気に押し込み、そのままトライ。キックも決まって同点に。
その後、一瞬の隙をついて相手プレイヤーが2人でディフェンスラインをこじ開け、自陣に持ち込まれてそのままトライを許す。
スクラムのシーンではフォワード陣が奮闘し、押し込む場面が何度も見られた。攻撃面では相手ディフェンスがしっかりラインを作り、タックルでも二人目の寄せが速位ことで、ブルーシャークスがなかなか押し込めない。
前半終了間際、トライライン際で何度も何度もアタックを繰り返した末にトライをもぎ取るもキックは外れ、前半を12-14で終える。
ハーフタイムイベントのペナルティキックチャレンジが終わり、いよいよ後半へ。
序盤、一進一退が続いた後半は、前半同様、シーウェイブスが先にトライ。キックも成功し、9点差に広がる。
時間は進むもなかなか突破口がなかったブルーシャークスだったが、敵陣とライン近くからのラインアウト後、トライを決め、キックも成功。直後に、大幅にメンバーが交代してからも終始敵陣で試合を進め、アドバンテージからキックパスを走り込んだバックスがうまくキャッチしてトライ。逆転したがキックは決まらず24-21の3点リードとなる。
さらに、自陣からスチールしたボールを逆サイドに振ってからパスでサイドライン際までつなぎトライ。ゴールも決まって10点差に。
そのままノーサイドを告げる笛が吹かれ31-21でブルーシャークスが勝利した。
夕暮れになり、スタジアムに照明が入り、リアル練習を体験できるイベントがスタート。60人ほどのファンが参加し、先ほどまで試合をしていた天然芝でブルーシャークスコーチたちと一緒に汗を流した。
イベントの最後はスーツに着替えた選手たちが勢揃いして今シーズンの出陣式を実施。開幕戦の勝利をファンの前で誓った。
キャプテンの安達航洋(こうよう)選手は「これまで厳しい練習を積み重ねてきて、その成果が徐々に出始めてきた。昨シーズン7位からD1への入れ替え戦ができる2位以上を目標としているブルーシャークスには困難が立ちはだかると思うが、選手やスタッフ、ファンの皆さんと一緒に克服し、ラグビーを楽しみながら勝ち上がりたい」と、目標達成を宣言した。
開幕戦は12月13日、同競技場で行われる。