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旧晴海鉄道橋で豊洲の歴史をたどる特別展 イラストや模型で歩み伝える

「アートでつなぐ旧晴海鉄道橋展」のフォトスポットで藤間さちおさんを撮影

「アートでつなぐ旧晴海鉄道橋展」のフォトスポットで藤間さちおさんを撮影

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 晴海鉄道の廃線で利用されなくなったが、今年9月に春海橋公園遊歩道として開通した旧晴海鉄道橋の歴史をアートでひもとく特別展「アートでつなぐ旧晴海鉄道橋展」が現在、豊洲文化センター(江東区豊洲2)内豊洲シビックセンター1階・ギャラリーで開催されている。

エントランスに展示したイラストと模型

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 1989(平成元)年に貨物線としての運行を終了し、廃線扱いとなった春海鉄道と旧晴海鉄道橋を通して豊洲の歴史をアートで表現する同イベント。精巧なイラストや立体模型を通じて、廃線から再生までの歩みと、遊歩道になった橋が今も地域をつなぎ続ける理由に迫る。

 主催は、豊洲を拠点に鉄道とアートを融合させた「描き鉄」活動をしている豊洲機関区こと藤間さちおさん。会場には、鉄道開通当時の姿を丁寧に描いたイラストから、構造を再現した立体模型までを並べ、橋が歩んだ過去・現在・未来をアートとして体感できるようにする。

 展示は「つなぐ」をテーマに5つのチャプターで構成。鉄道や橋梁(きょうりょう)に詳しくない人でも楽しめるよう、写真・模型・解説をバランスよく配置し、橋が果たしてきた役割や地域とのつながりを伝えている。

 12月13日には藤間さんによる現地ツアー&展示解説を実施。実際の旧晴海鉄道橋を歩きながら構造や歴史を解説し、撮影ポイントも伝える。同日は東京都道路整備保全公社の紅林章央さんを迎えたトークイベントも行う。

 藤間さんは「地域のランドマークとして生まれ変わった旧晴海鉄道橋が、多くの人にとって特別な場所になるとうれしい。橋とその歴史や背景に関した魅力を精緻なイラストなどのアートで紹介しているので、会場で見てほしい」と来場を促す。

 開催時間は9時~20時。入館無料(13日の現地ツアー&展示解説は参加費500円)。12月14日まで。

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