
7月13日から中国で行われる「FIBA女子アジアカップ2025」に向けた強化試合「三井不動産カップ2025(東京大会)」が7月3日・4日、有明アリーナ(江東区有明1)で開催された。バスケットボール女子日本代表は3日、女子デンマーク代表と対戦し、65-65で引き分けた。
AKATSUKI JAPANと称されるバスケットボール女子日本代表(FIBAランキング9位)が有明アリーナで女子デンマーク代表(FIBAランキング55位)を迎え、7月13日から中国で行われる「FIBA女子アジアカップ2025」に向けた強化試合「三井不動産カップ2025(東京大会)」を開催した。
AKATSUKI JAPANのニックネームで知られるバスケットボール女子日本代表はFIBAランキング9位、対する女子デンマーク代表は同55位。女子代表は2月に新ヘッドコーチとしてコーリー・ゲインズさんを招聘(しょうへい)。6月の初陣では女子チャイニーズ・タイペイ代表との2試合にいずれも快勝し、アジアカップに向け、幸先のいいスタートを切った。
その後の中国遠征では厳しい戦いを強いられたものの、新たに日本代表に加わった最年少19歳の田中こころ選手(ENEOSサンフラワーズ)が躍動。キャプテンの高田真希選手(デンソー アイリス)らとともにチームをけん引してきた。
東京に戻った3日の試合では、有明アリーナに集まった5516人の観客が女子日本代表にエールを送った。
キャプテンの高田選手、田中選手に加え、馬瓜(まうり)ステファニー選手(CASADEMONT ZARAGOZA)、渡嘉敷来夢選手(アイシン ウィングス)、今野紀花選手(デンソー アイリス)の5人で始まった同試合。序盤の日本は低調なスタートで、デンマークのシュートタッチが良かったこともあり、最大13点差をつけられる。その後、オールコートのディフェンスから徐々にリズムを取り戻し、前半を32-35の3点差で終える。
後半は激しいディフェンスからボールを奪うなど日本ペースで進み、逆転して点差を広げるも、終盤はデンマークに追い上げられ、最終的に65-65で引き分けた。
試合後、ゲインズヘッドコーチは「自分らしくプレーができず、細かいミスが多かった。それを修正しなければならない。アジアカップでは世界のファンにベストのプレーを見せたい」とコメント。
アメリカの大学でプレーし、卒業後に日本のWリーグに参戦している今野選手は、有明アリーナの印象について、「1万人を超える収容人数のアリーナなので、まるで大学時代のアメリカのアリーナを思い出した。とてもプレーしやすかった。代表として皆さんの声援がとてもうれしくて背中を押してくれました」と話す。
4日も同じデンマーク女子代表と強化試合を戦う。
有明アリーナでは女子に続き5日・6日にバスケットボール男子日本代表の試合も行われる。