
BリーグのB3に所属する「東京ユナイテッドバスケットボールクラブ」が10月4日、ホームアリーナである「有明アリーナ」(江東区有明1)で開幕戦を迎えた。
江東区を本拠地とする初のプロスポーツチームとして2021年に創設された男子バスケットボールチームの4期目となる2025-26シーズンがスタート。香川ファイブアローズを迎え、ブースター5556人が会場に詰めかけた。
昨シーズンはリーグ戦2位で、プレーオフに進出するも敗退。雪辱を帰す今期は、GMにチームの初代キャプテンだった宮田諭(さとし)さんを招き、新たに8人の選手も加わった。
開幕はけが人を抱えての船出となったが、1Q(クオーター)序盤はゴール下の攻防で一進一退を繰り返し、オールコートマンツーでリズムをつかんだファイブアローズが14-21でリードした。ユナイテッドはファウルがかさみ相手にフリースローを多く与えてしまった。
2Qに入るとファイブアローズのゾーンディフェンスに対し、ユナイテッドは長身選手を3人コートに送り出して対策。アーリーオフェンスでポイントをゲットするも、互いが得点を積み重ね38-45で前半を折り返す。
3Qはディフェンスの強度が上がり、リバウンドの意識も高いスタートに。両チーム共にターンオーバーが多くなるなか、ユナイテッドはタフショットを決めきれず、香川にジリジリと点差を広げられてしまい49-64で終了。
最終4Qはユナイテッドが速いオフェンスを展開するも得点に結びつかず、相手のトラップディフェンスにつかまる場面も。なかなか得点は伸びず、20点差をつけられ敗北となった。最終スコアは62-84。
オープニングとハーフタイムには応援に駆けつけた「仮面ライダーゼッツ」が登場。先着限定の撮影会も行った。
試合終了後、東京ユナイテッドの橋爪純ヘッドコーチは「自分たちの試合ができなかったことが悔しい。激しいディフェンスから流れをつかむ方針は昨年から変えていないので、諦めない気持ち、強い気持ちで、これからも戦っていく」と次戦以降を見据えた。
翌5日には香川ファイブアローズとの第2戦が行われ、結果は74-93。連敗スタートとなった。