
門前仲町周辺で7月12日、青いいでたちの子どもサンタがまちの清掃活動を行った。「海の日」にちなんだ全国的なごみ拾いプロジェクト「BLUE SANTA(ブルーサンタ)」の一環。
世界中で行われている海をきれいにするためのごみ拾いプロジェクト「BLUE SANTA」。海を汚すごみの8割はまちから流れてくるものとされており、門前仲町エリアをきれいにしようと、フォトスタジオと保育施設を経営する「MamaHug(ママハグ)」(江東区門前仲町2)が昨年始めた。2年目となる今年は、江東区内でハロウィーンイベントを開催している清澄白河ハロウィン事務局も加わり、参加人数が増加。規模を拡大してのごみ拾いとなった。
ママハグ代表の宮澤麻衣さんは「門前仲町は夜にお酒を飲む大人が多く、私の朝は毎日、ごみ拾いからスタートする。そんな中、ブルーサンタの企画を知り、ママハグに来ている子どもたちと一緒に活動したいと思い始めた。昨年の開催時、一生懸命な子どもたちの姿に感動したこともあって、今年もたくさんの子どもたちに参加してほしいという気持ちで実施した」と話す。
清澄白河ハロウィン運営担当のえちさんは「『清澄白河ハロウィン』にも毎年多くの子どもたちが参加してくれる。ハロウィーンに協力してくれる地元の皆さんへの恩返しの意味も込めてコラボさせていただいた」と話す。
参加者は28人。帽子やTシャツなど青いものを身にまとい、集合場所となった深川公園(江東区富岡1)を目指し、自宅周辺からごみ拾いを始める人と、いったんママハグに集合してからごみ拾いを始める人などの姿が見られた。昨年参加した子どもたちは慣れた手つきでごみを拾い、今回から参加した子どもに分別を教える子どももいた。
宮澤さんは「子どもたちと一緒に活動することが一番の目的だが、ちょっとしたポイ捨てでも、そのごみを拾ってくれる人がいるから公園や街がいつもきれいなんだということを知ってもらえたら。ごみを出さないとか、分別するといった気持ちを大切にしてもらい、環境活動への興味へつながれば」と期待を込める。「こうした小さな活動の積み重ねが海をきれいにすることにつながることを信じている」とも。