
「第13回全国高等学校ダンス部選手権(DCC)」の決勝大会が8月29日、有明の東京ガーデンシアター(江東区有明2)に全国から36チームが集結して行われた。
全国にある高校ダンス部からエントリーした185チームが競った「DANCE CLUB CHAMPIONSHIP」は、高校ダンス部の大会としては日本一の規模を誇る。決勝大会は昨年大会の上位3チームとオンライン予選と地方大会を勝ち上がってきた全36チームによって争われ、ファーストステージから10チームが勝ち上がった。優勝はファイナルステージで最終10番目に演技を披露した帝塚山学院高校(大阪府)が2022年大会以来の2度目の栄冠に輝いた。
各校が漢字2文字のテーマを設定し、それをダンスで表現。優勝した帝塚山学院は「親愛(ディアマム)」というテーマで臨み、審査委員長のKENZOさん(DA PUMP)や櫻坂46などの振り付けを手がけるTAKAHIROさんら5人の審査員から80点の高得点を得た。総得点は同点だったものの表現力の点でわずかに下回った樟蔭高校(大阪府)が惜しくも準優勝に。目黒日本大学高校(東京都)が3位に入った。
会場となった東京ガーデンシアターは有明駅からほど近く、最大約8000人を収容できる劇場型イベントホール。客席がステージから近い位置に設定されていることもあり、当日は多くの来場者が高校生の熱いダンスバトルを盛り上げた。
優勝した帝塚山学院高校ダンス部部長で3年の小林央果(ひろか)さんは「こんなにも大きな会場で、奥行きもある舞台の上で演技ができ、東京ガーデンシアター全体をローズ色に染められたと思う。見ていた皆さんを自分たちの世界観の中に引き込むことができた」と、満面の笑みで喜びを表現した。