トヨタアリーナ東京（江東区有明2）に仙台89ERS（エイティナイナーズ）を迎えたウイークデーマッチが11月5日に行われ、アルバルク東京が勝利した。

東京ユナイテッドのユナイトらもルークの誕生日前夜祭に駆けつけた（写真提供＝アルバルク東京）

　当日はBリーグ発足からのホームゲームにおける来場者数（レギュラーシーズンのみ）が100万人に達したメモリアルゲームとなった。

　記念すべき日の来場者数は水曜の夜にもかかわらず7962人。公式マスコット・ルークの誕生日前日と相まって、大事な試合を94-80で終えた。

　ブランドン・デイヴィス選手が3試合出場後にけがをして再び欠場。テーブス海選手、小酒部泰暉選手も出場しない苦しい台所事情のなか、大倉颯太選手、安藤周人選手、セバスチャン・サイズ選手、マーカス・フォスター選手、ライアン・ロシター選手の5人が先発してゲームが始まった。

　第1クオーター（Q）は好調な89ERSのシューター陣に得点を決められ、苦しい展開に。16-22の6点ビハインドで終了する。第2Qは安藤選手を皮切りに3ポイントシュートで攻勢。89ERSでエースを務める元NBA選手のジャレット・カルバー選手が休憩から戻ると流れが変わるが、3点をリードした44-41でブザーが鳴る。

　第3Qはアルバルクがディフェンスの激しさを増し、オフェンスの流れも良くなり、11点差をつけて70-59とする。第4Qは相手の反撃に遭いながらも勝負どころで競り負けず、フォスター選手とサイズ選手が、それぞれ18得点をして14点差でタイムアップとなった。ただ、相手エースのカルバー選手には38得点を許した。

　試合後、デイニアス・アドマイティスヘッドコーチは「ルークの誕生日イブに負けることは許されないと選手に伝えていた」と話した。13得点、15リバウンド、11アシストのトリプルダブルを決めたロシター選手は「今日のアシスト数はチームメートが多くのシュートを決めてくれたおかげ。主力3選手がいないなか僕たちは素晴らしい仕事をしたと思う。週末に向けて準備を整えていきたい」と次戦への決意をブースターに伝えた。

　11月8日・9日の第9節は東京ダービー。サンロッカーズ渋谷のホームコート「青山学院記念館」（渋谷区）に乗り込む。