清澄白河駅から徒歩4分ほどの住宅街にあるワインバー「Wine room C.moment(ワイン・ルーム・シーモーメント)」(江東区三好3)を間借りして日曜のみ営業する「WAYPOINT CAFE(ウェイポイント・カフェ)」がオープンして、3月14日で3カ月がたつ。
ワイン・ルーム・シーモーメントに客として訪れていた店主の藤本信二郎さんが「バーが休みの日曜に営業するカフェをやらせてほしい」と店主の有宗徳子(ありむね・とくこ)さんに相談し、週1営業のカフェを開いた。
店舗面積は約16平方メートル。カーブしたカウンターが特徴で、白地で席ごとにダウンライトを設置しているのは、ワインをより良く見せるため。有宗さんが設計士と共に細部まで気を配って2023年に完成させた。有宗さんも藤本さんも「ワインバーもカフェもワンオペで、店内はちょうどいいスペース」と口をそろえる。
バイクで旅行するのが好きな藤本さんは、いずれは宿を営みたいと考えており、カフェに経由地や寄り道を意味する店名を付けた。「いつかやりたい夢に行く道の途中のポイントだと思ったのと、お客さまが寄り道して来店したり、インバウンドで訪れた人が見つけてくれたりする意味も込める」と言う。
コーヒーは藤本さんが20年ほど前から通う門前仲町の「カフェ・デザールピコ」(牡丹3)から、中深いりで焙煎(ばいせん)したエチオピア産の豆「イルガチェフェG1」のみを仕入れている。同一地域で収穫された豆を2つの方法で精製。すっきりとした後味が特徴だという「Washed(ウォッシュト)」と甘く香り豊かな「Natural(ナチュラル)」の2種類のコーヒーとして提供している。2月からはコーヒーとのペアリングとして「ドライいちじく&デーツ」(200円)をメニューに加えた。
1949(昭和24)年に創業した「深川木下製餡(あん)所」(森下4)の国産のあんを「一本堂」(白河4)の食パンで挟んだホットサンド「深川あんバター」(1,000円)も提供している。さらに、同製餡(あん)所のあんを使い、冬季は「おしるこ」、3月からは「桜餅」も提供している。
藤本さんは「平日は会社に勤務しているので、土曜に仕込みをして店がオープンできるのは日曜のみ。ワインバーを訪れた縁で間借りできることになり、有宗さんには感謝している。コーヒー豆もフードの食材も、なるべく地元で仕入れたいと思いこだわった。3カ月営業して、お客さまとの出会いは楽しくて、客商売を無理なく続けられると実感した。有宗さんがワインバーとしてつくってきた心地いい雰囲気の空間を、日曜昼間のカフェでも味わってほしい」と来店を促す。
営業は日曜の8時~18時。