
自家焙煎(ばいせん)したコーヒー豆を直接販売する店として、サイホンコーヒー専門店・椿屋珈琲のカフェを併設する「椿屋珈琲焙煎所&Cafe」(江東区猿江2)が10月1日で1周年を迎えた。
経営は、「椿屋珈琲」のほかカジュアルカフェ「ダッキーダック」などの飲食チェーンを手がける東和フードサービス(港区)。同社が1986(昭和61)年にセントラルキッチン「深川センター」(江東区猿江2)を開設し、昨年、同施設内にあった焙煎所をセンター北側に移設。椿屋珈琲のカフェを併設し、店内からガラス越しに焙煎機が見える形でオープンした。
オープンから1年がたち、弓削田(ゆげた)貴司店長は「開店当初は、同じように焙煎しても仕上がりが異なり苦戦したが、安定させることができ、今はカフェでお客さまがコーヒーを楽しむ光景を見ることができてとてもうれしい。同じタイミングで当焙煎所のスタッフからサイホンコーヒー競技会の日本チャンピオンも誕生した。これを機に、当社のコーヒーの魅力をさらに広く伝えていきたい」と話す。
同店の焙煎士で「ジャパン・サイフォニスト・チャンピオンシップ2025」チャンピオンの千田(ちだ)陽介さんは「まだまだサイホンコーヒーのおいしさが浸透しきれていないので広めていきたい。そのために、コーヒー教室のようなイベントでサイホンのアイテムに触れてもらえる機会を設けたい」と意気込む。
営業時間は11時~17時。