
来シーズンからスタートする新Bリーグのクラブライセンス判定結果をBリーグが10月21日に発表し、東京ユナイテッドがBワンのライセンスを取得した。
Bワンのライセンスはユナイテッドを含め全25チームが得た。同日夜に有明アリーナ(江東区有明2)のサブコートではB3の試合が行われ、判定結果の祝いに駆けつけた大久保江東区長が、試合前にコート中央でチームやブースターに向けて「おめでとう」と祝福の言葉を叫んだ。
立川ダイスを迎えての一戦は前日20日に1点差で負けた試合のリベンジマッチ。第1クオーター(Q)はダイスの佐藤文哉選手が3ポイントを2連発で決める。ユナイテッドの徳川慎之介選手が果敢に攻めてファールをもらい、バスケットカウントで計3点を取り返す。その後、交代で入ったケンドリック・ストックマン・ジュニア(KJ)選手が流れを引き寄せてユナイテッドが逆転する。最終的にはダイスのLJ・ピーク選手の冷静なプレーで再逆転を許し、20-24でブザー。
第2Qはユナイテッドのレン・シューハン選手の3ポイントでスタート。さらにミドルシュートも決め逆転に。代わって入った田中幸之介選手も3ポイントを決め、ディフェンスでもハッスル。ユナイテッドはこのクオーターをビッグラインナップでミスマッチをつくるがシュートタッチに苦しむ。タイムアウト後に川島蓮選手がスピードを生かしたレイアップで加点。たまらずダイスがタイムアウトを取る。最終盤にはボールをスチールしたKJ選手が3ポイントブザービーター。43-41で前半を終了する。
前半はリバウンドが良かった反面、ターンオーバーが多かったユナイテッドは、第3Qを先発メンバーでスタート。いきなりは田口暖選手のドライブが決まる。さらに德川選手の3ポイント、田口選手がスチールからの速攻でシュートを決め、7-0のランを決める。その後、両チームとも得点を重ね、残り時間0.5秒で東宏輝選手が3ポイントシュートを決める。今日2度目のブザービーターで67-68に。
第4Qはピーク選手の3ポイントでスタート。互いにシュートを入れ合うも終盤で点差が離れる。ユナイテッドはファウルゲームを選択したが点差が思うように縮まらず、90-97で試合終了。
試合後、橋爪純ヘッドコーチは「平日にもかかわらずたくさんの声援を頂いたが、悔しい2連敗となった。シーズン序盤でチームがかみ合っていないが、けが人が戻ってきているのでユナイテッドらしいバスケができるように練習していきたい」と次戦への決意を語った。
東京ユナイテッドの家本賢太郎社長は「今日は来期の大事な発表があった。試合をした2チームともBワンに参入する。これは応援してくれる皆さんのおかげで、感謝申し上げる。勝ちたかったが今日は今日。次戦はきっと選手がやってくれると思う」と感謝の言葉とともに次戦への奮起を促した。