「Cafe Bar iRie(カフェバー・アイリー)」(江東区三好4)が東京都現代美術館から徒歩すぐの場所にオープンして、12月12日で1カ月がたった。
かぼちゃとチョコレートラムを合わせた「かぼちゃのカクテル」(1,500円)
店主の藤城竜都(たつと)さんが「20歳の時に立ち寄ったマカオのバーの居心地の良さに魅了され、こんなすてきな空間を自分も作りたいと思ったのがバーを手がけるきっかけとなった」という。
開業資金を貯めるために地元の愛知で会社員として5年間働き、目標金額に達して退職。上京して銀座のバーで2年半修業した。自信を持ってカクテルが作れるようになったことを機に独立を決め、11月12日に同店をオープンした。
店のコンセプトは「高級バーの一杯をもっと気軽に、もっと日常に」。門前仲町の自宅から近い場所でおしゃれで落ち着いた場所はどこかを探し、「三好にたどり着いた」という。
店舗面積は39平方メートル。カウンター席とテーブル席を合わせて全14席を用意した。床は前店のタイルをそのまま利用し、家具を北欧風にそろえ、「カジュアル感と無機質感が同居した内装に仕上げた」という。
ドリンクは、フレッシュフルーツを使った写真映えするドリンク(ノンアルコールカクテル、カクテル)を提供する。「カフェだからコーヒー」ではなくデザート感覚で楽しめるドリンクに特化した。藤城さんのオリジナルカクテル、ノンアルコールカクテルでは、通年メニューの「かぼちゃのカクテル」(1,500円、ノンアルコール900円)が「お薦め」だという。
フードは「トリュフ香るたまごサンド」(1,300円)がイートインでもテイクアウトでも人気。12月に提供を始めた、店内で揚げる「からあげ」(600円)は藤城さんの「推しメニュー」だという。
藤城さんは「飲食店が少ないエリアだから食事ができて助かるとお客さまから言われることが多く、ランチの需要が想像よりも大きい。犬と一緒に入店できるので、散歩の寄り道にも利用されている。バーも少ないエリアなので、夜は食後のデザート感覚の一杯や、地元でおいしいお酒をたしなみたい人に提供していきたい」と話す。
営業時間は12時~22時。月曜定休。