木場公園から東に徒歩すぐの場所にある「認定こども園 文化教養学園」(江東区石島6)で12月18日、園児がロボット掃除機「ルンバ」と一緒に年末大掃除に取り組む体験授業が行われた。
同授業は、子どもたちに掃除の楽しさや、きれいにすることの心地よさを体験してもらうことを目的に実施。当日は年長クラスの園児23人が参加した。
バイオリンの指導を取り入れていることなどでも知られる同園は0歳~5歳の子どもが通う創立73年の保育施設で、地域に根ざした運営を続けるなか、今回の企画に賛同し、実施に至った。
当日は、「ルンバ」を販売するアイロボットジャパン(千代田区)の山田毅社長が「ロボットと楽しむおそうじ授業」を実施。園児たちはロボットとは何かについて意見を出し合いながら学び、園児が理想とする掃除機ロボをビジュアル化した。
授業後は教室の大掃除を実施。3台のルンバが床を掃除し、園児たちも雑巾をかけるなど協力して教室をきれいにした。
同園の野上茜園長は「私自身、イベント事が好きで、企画を知ってすぐに手を上げた。園児たちは初めてということもあって楽しく掃除をしていた」と振り返る。
山田社長は「園児たちの笑顔や元気な声を聞くと、こちらも元気になる。弊社は人の役に立つロボットを提供しているので、大掃除に貢献でき、こうした機会を設けていただき感謝している」と話す。