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東京都現代美術館で量子と宇宙を芸術で探る企画展 体験型展示や作品上映も

平川紀道「datum」2016/2025年(写真提供=東京都現代美術館)

平川紀道「datum」2016/2025年(写真提供=東京都現代美術館)

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 宇宙と量子をテーマにした企画展「ミッション∞インフィニティ|宙+量子+芸術」が1月31日から、東京都現代美術館(江東区三好4)で開催される。

逢坂卓郎「生成と消滅」2025年

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 同展は、大阪・関西万博「エンタングル・モーメント」コンピュータ展に続き、国連が定めた国際量子科学技術年(2025年)に合わせて企画された。宇宙・量子研究の最前線とアーティストによる創作活動を横断的に結びつけ、「世界の成り立ち」「見えない世界」について考える。

 館内には科学者による宇宙研究の成果と宇宙や量子をテーマにしたアート作品に加え、国産の量子コンピューターを用いた初のアート作品などを展示。「時と空間」が不思議な振る舞いを見せる量子の領域に挑む新しい表現を紹介する。

 戦後から1970年の大阪万博前後にかけて、科学と芸術の両分野で先駆的な活動を行った研究者や芸術家の資料も展示。現在につながるアートとテクノロジーの系譜をたどることもできるようにした。さらに、XR展示やメタバース空間を活用した体験型作品、映像やデータの可視化・可聴化によるインスタレーションなど、来場者が宇宙や量子の世界を体感できる展示も充実させるという。

 会期中、参加アーティストや研究者によるトークやワークショップなどの関連企画も予定。アートとサイエンスが交差する場として、多角的に「量子的な創造性」を探る機会を提供する。

 同展を担当する同館学芸員の森山朋絵さんは「例えば、日本のアート&テクノロジー領域において、1970(昭和45年)年開催の大阪万博が古典コンピューターアートの黎明(れいめい)だったとすれば、当展は昨年の大阪・関西万博で多くの人が目の当たりにした国産量子コンピューターアートの黎明を目撃する瞬間となる。世界の成り立ちについて宇宙と量子の両方から考え、研究成果や作品の空間を体験し、クリエーティブなアイデアについて問いかけたい」と来館を促す。

 開館時間は10時~18時(展示室入場は17時30分まで)。2月23日、5月4日を除く月曜日と2月24日は休館。観覧料は、一般=1,800円、大学生・専門学校生・65歳以上=1,260円、中高生=720円。5月6日まで。

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