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スポーツスペシャルインタビュー#1 バスケットボール:Bリーグ「アルバルク東京」トヨタアルバルク東京株式会社 林邦彦代表取締役社長 / Part3

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夢のホームアリーナ誕生は、クラブにとって単なる「箱づくり」ではない。ホームタウンとなる街とプレイヤー、スタッフ、ブースター、スポンサーとをつなぐ「拠点づくり」でもある。Bリーグ発足時から続いてきたアリーナ問題の行方、立川での開催を経て、自前アリーナ建設の決断理由や新施設が地域にもたらす未来とは…。これまでの葛藤と手応え、そして新拠点に託す思いをBリーグ「アルバルク東京」の林邦彦社長に聞いた。

アルバルク東京×TOYOTA ARENA TOKYOのある江東区湾岸エリアの未来

ーー江東区臨海地域はまだまだ変化していく場所だと思いますが、どういった関わり方をされていきたいとお考えですか?

まずはTOYOTA ARENA TOKYOができ、アルバルク東京が移転したことによる地域全体への波及効果を期待しています。この地に本拠地がしっかりと置かれることで、江東区や周辺エリアに与える影響は大きいと思っています。年に延べ数150万人規模の来場を見込んでおりますが、その純増分が地域経済にも寄与するはずです。地域の交通機関や自治体、事業者と連携し、一体となったプロモーションを行えば、さらに効果は高まるでしょう。ゆりかもめや臨海線、周辺の輸送ネットワークと連携した誘客施策を行うことで、より広域からの来訪も期待できます。

将来的には、このエリアをスポーツや文化、テクノロジーを融合した形で発展できる可能性があるのではと考えています。インフラやモビリティが整備され、周辺の施設や事業者と連携することで、観光やイベントの受け入れがしやすくなり、1日で複数の体験を回遊できるような街づくりが可能になるかもしれません。これは長期的な視点で取り組んでいくべき課題ですが、可能性は大きいと感じています。

ーー最後に、林社長がこの施設で特にお気に入りの場所を教えてください。

個人的には、エントランスを入った所から見るメインナリーナの風景と、2階部分に設置したテラススイートの存在などが魅力的だと感じています。特にテラススイートは他のアリーナではなかなか実現しづらく、民間主導ならではのデザインだと思います。

また、施設に併設された2つのパークはそれぞれ趣が異なり、adidas SPORTS PARKからは海が見え、レンタルのニッケン JOINTPARKからは都心のビル群が望める。その両方を一つの施設として楽しめるのはTOYOTA ARENA TOKYOだけの特徴であり、こういった風景がいつまでも残ってくれることを願っております。

江東区の青海や有明エリアは現在進行形でビルドアップされている。毎試合1万人ほどのブースターを集客するプロスポーツチームが新たに生まれたことだけでもさまざまな面でさまざまな効果を出している。

まちの開発はバスケットボールの試合で言えば、2Qを終了したぐらいの状況かもしれないが、他のエリアからのアクセスの良さや、駅からすぐの場所に施設を立地させることができることなどのメリットが、今後のさらなる発展につながっていくだろう。

30年ほど前の学生時代にこの地で働いていたときから、少しずつ変貌を遂げてきたエリアをこの先も見守りながら、アルバルク東京の活躍やトヨタアリーナ東京の盛り上がりを通して情報発信し続けたいと思う。

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