観世流能楽師シテ方の桑田貴志さんが講師を務める能楽入門講座「深川能楽Salon」が11月8日、深川能舞台(江東区三好3)で開催される。
同講座は現役能楽師の桑田さんが能の世界を分かりやすく身近に感じられるように解説。能のイロハから見どころ、ツボに至るまでを講義する。
内容は、12月6日に矢来音楽堂(新宿区)で行われる緑泉会定例会の能舞台「楊貴妃」を取り上げ、当日の舞台に立つ桑田さんが役作りの苦心談や稽古の裏話などを話す。舞台で使う能面や能装束も紹介するほか、謡や仕舞の実演も行う。
桑田さんは「能『楊貴妃』は究極の恋愛哀愁を描く名作で、美文に飾られた詞章にそって舞われる絢爛(けんらん)なる舞が見どころ。ライフワークとして開いているこのサロンで、分かりやすく紹介したい」と話す。
開催時間は、13時~14時30分、16時~17時30分。受講費は2,000円。要事前申し込み。