越中島駅から徒歩すぐの場所にある東京海洋大学(江東区越中島2)のキャンパスで11月15日・16日、「明治丸と芝生のマルシェ」が開催される。
出店する「深川ワイナリー東京」は東京海洋大学すぐそばでワインを製造
同大は前身の東京商船大学から今年が創基150周年となるアニバーサリーイヤー。灯台巡視船として建造され、1874(明治)7年に竣工した明治丸(国の重要文化財)が眼前に見える芝生の広場で、江東区内の店を含めた多くの店が出店するマルシェを行う。
両日とも、明治丸は特別公開として無料で見学できるほか、チラシを使ったスタンプラリーも行い、空くじなしの抽選も行う。船や水辺関連の書籍を集めた水辺の図書館も開設する。
同広場をぐるりと囲むように並ぶブースには、スコーンの「物語舎」、台湾人ケーキ職人が作るパイナップルケーキの「Aireys」、高知県産ショウガ専門店「突破堂」などのフード系や、ネパールやペルー産のコーヒーなどのドリンク系のほか、段ボール工作やキーホルダー作りなどの親子体験系も並ぶ。
主催する隅田川マルシェ実行委員会のイワタマサヨシさんは「明治丸の詳細を知って、その存在の大きさに驚いた。江東区は震災や空襲で多くの建物や記憶を失ったが、明治丸は150年もの間、海とともに江東の街を見つめ続けてきた生き証人。水辺の街の過去と今をつなぐこの船の存在をもっと多くの人に知ってほしい。そこから生まれる誇りやつながりが地域の新しい力になると信じている。マルシェは、そのきっかけをつくるための場になれば」と来場を呼びかける。
開催時間は両日とも10時30分~15時。入場無料。