食べる

米本珈琲が清澄白河に新店 豪メルボルン風カフェ文化を日本らしい日常に

「米本珈琲」店主の米本光範さん

「米本珈琲」店主の米本光範さん

  • 0

  •  

 メルボルンのカフェ文化に着想を得た「米本珈琲清澄白河 Flag Ship店」(江東区白河2)が11月16日、清澄白河駅から徒歩すぐの場所にオープンした。地域の人が日常的に立ち寄れる「毎日通えるカフェ」を目指す。

店内で焼いている「米本珈琲」オリジナルのクロワッサン

[広告]

 同店は米本珈琲の5店舗目として、美容室の経営を継続しながら家業のコーヒー事業を引き継いだ3代目店主の米本光範(よねもと・みつのり)さんが手がける。米本さん自身がオーストラリアのメルボルンに住んでいた際に体験したカフェ文化に感銘を受け、「日本でも日常に溶け込むカフェを作りたい」と構想を温めてきた。

 出店地に清澄白河エリアを選んだ理由について、米本さんは「メルボルンと清澄白河エリアにはカフェ文化に通じる感覚がある。このエリアはおしゃれな店は多いが、毎日通える日常使いの店が少ないと感じ、地域密着のカフェを作りたかった」と話す。

 店舗面積は約63平方メートル。席数は、テラス席も含め30席。南向きの立地を生かし、光と緑、無機質なコンクリートを組み合わせた明るい空間に仕上げた。「ロフト席は特に人気で、すぐに埋まり、長居する人が多い。その下にあるテーブル席も落ち着ける場所として利用されている」という。

 メニューは、店内で焙煎(ばいせん)したての豆を使ったハンドドリップをはじめ、イタリアのラ・チンバリでいれたコーヒー、フラットホワイト、ラテなどを提供。クロワッサンは、平日は100個以上、休日は200個ほどを店内で焼く。フランスから仕入れた生地を使い、イタリア製のオーブンで焼き上げる。食材から調理環境にまでこだわるだけでなく、「店で何度も何度も焼いて、私自身がおいしいと納得できる味に仕上げた」と米本さんは言う。

 米本さんの「お薦め」はミルクの量がラテより少なめでエスプレッソの味がラテよりも強い「フラットホワイト」(レギュラー680円、ラージ880円)。ハンドドリップコーヒーなら「ブルーマウンテンNo.1」(同980円、同1,180円)、ジョン・レノン夫妻が愛飲したとされる「シティーブレンド」(同880円、同1,080円)。

 フードは「ベーコンエッグトースト」や女性客に人気の「アボカドトースト」(以上700円)や手作りの「クラブハウスサンド」(1,400円)もそろえる。テイクアウト用に「モカプリン」(400円)も用意した。

 米本さんは「通勤前の一杯や、休日のモーニング、仕事帰りの休憩など、年齢を問わず、いつでもふらっと立ち寄れる場所として使ってほしい」と来店を呼びかける。

 営業時間は7時30分~20時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース