Bリーグのアルバルク東京が12月20日・21日、ホームのトヨタアリーナ東京(江東区有明2)にレバンガ北海道を迎えて第15節を戦い、連勝した。これで5連勝となり、B1でのホーム通算200勝も達成した。
インジャリーリストに入る選手が多いなかでも3連勝中のアルバルクが、12連勝中のレバンガの勢いを止められるかが見どころとなった2連戦。20日は9415人のブースターが見守る中、熱戦がスタートした。
アルバルクは、加入したばかりの元NBA選手フランク・カミンスキー選手がケガでロスターを外れ、新たにパワーフォワードのチェイス・フィーラー選手が加入。いきなりベンチ入りした。
先発は、大倉颯太(そうた)選手、セバスチャン・サイズ選手、マーカス・フォスター選手、ライアン・ロシター選手、小酒部泰暉(おさかべ・たいき)選手の5人。序盤から固いディフェンスとチームオフェンスで主導権を握り、第1クオーター(Q)を22-17で終える。
相手に流れを持っていかれそうな場面もあった第2Qは、チームでしっかり立て直して19点のリードを奪い50-31でハーフタイムへ。
第3Qは互いにロースコアながら安藤周人選手がメモリアルなB1通算900本目となる3ポイントシュートを成功させ、66-48でブザーが鳴る。
第4Qも流れを相手に渡さず、このQの失点を11に抑えて大勝した。最終スコアは81-59。この勝利でB1でのホーム通算200勝も達成した。
レバンガは富永啓生(けいせい)選手が3ポイントシュート0本に終わり、チームとしても14本打って2本の成功にとどまるなど得点面で苦しんだ。
同じスターターで臨んだ翌21日の試合はアルバルクが84-80で辛勝。第1Qから大接戦を繰り広げ、最終Qの終盤に小酒部選手が決めた3ポイントシュートなどで逃げ切った。
この日も9428人のブースターが激戦を目の当たりにし、選手たちの背中を声援で押した。
試合後、デイニアス・アドマイティスヘッドコーチは「レバンガはGAME1に負けた後のGAME2を強力なオフェンスで巻き返して勝利していた。ディフェンスは極めて重要なポイントだったが、ファンの皆さんの声援があったからこそ2連勝できた」とブースターに感謝を伝えた。
次戦は24日、同じく連勝中のファイティングイーグルス名古屋と名古屋で対戦する。