高校生や中学生がプロ選手へのテーピングやバスケットボール講習を体験し、スポーツ現場を支える理学療法士の役割を学ぶイベントが6月28日、東京保健医療専門職大学(江東区塩浜2)のオープンキャンパスで開催された。
当日は最初に「プロ選手が語るトレーナーの存在とは」をテーマに、Bリーグ山形ワイヴァンズの大森康瑛(こうえい)選手によるトークショーを実施。大森選手がこれまで経験したけがやリハビリ、日頃受けているトレーナーのサポートに関する話を披露した。大森さんは「競技力向上だけでなく、けがの予防やコンディション維持に欠かせない存在として、トレーナーとの信頼関係が大事」と話した。
続いて行われたテーピングワークショップでは、同大理学療法学科の石井利樹教授がテーピング技術を実演。その後、参加した中高生が実際に大森選手の足首へテーピングを施す体験に挑戦した。参加者は大学生のサポートを受けながら、プロ選手を相手に実践的な技術を学んだ。
後半は大森選手によるバスケットボール講習を開催。来場者と近い距離でプロのシュートやプレーを披露したほか、ワンポイントアドバイスを行い、来場者がパスを受けてシュートを打つ体験を提供した。最後に記念撮影やハイタッチが行って終了。
参加した高校生は「大森選手にテーピングを巻くという、普段できない体験ができて楽しかった。思っていた以上に難しかったが、優しく教えてもらえた」と話し、中学生は「実際に巻いてみると難しさが分かった。大学1年生の先輩がとても上手で驚いた」と振り返る。
企画した入試広報課の諸岡祐美さんは「プロ選手に直接テーピングを巻くという貴重な機会となり、中高生がうれしそうな表情で体験していたのが印象的だった」と話す。
イベントをサポートした理学療法学科1年の奥寺遥さんは「4月にスポーツリハビリ研究会に入り、今回初めて人前でテーピングを巻いたので緊張した。中高生にアスリートを支える理学療法士という仕事に興味を持ってもらえたらうれしい。大森選手から現場の話を直接聞くことができ、スポーツやダンスの現場で働きたいという自分の目標にもつながる貴重な経験になった」と振り返る。
大森選手は現在、東京サンロッカーズから山形ワイヴァンズに期限付き移籍中。