見る・遊ぶ

深川エリアで「アートパラ深川」 街なかに障害者アート580点展示

アーティストや審査員などで記念撮影(写真提供=アートパラ深川)

アーティストや審査員などで記念撮影(写真提供=アートパラ深川)

 障害のあるアーティストの作品を街なかに展示する市民芸術祭「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2026」が10月17日から、門前仲町、清澄白河、森下の深川エリアで開かれる。

全国公募展「アートパラ深川大賞2026」大賞の「テナガザル」

[広告]

 2020年に始まった同芸術祭は今回で7回目。地域住民や企業、ボランティアが協力し、障害のあるアーティストの作品を通じて人と人、人と街のつながりを生み出すことを目指している。昨年は9日間で延べ約12万人が来場した。

 今年は2年に1度の全国公募展「アートパラ深川大賞2026」を実施。全国から755点の応募があり、199点が入選した。このうち43点が入賞し、長野県在住の大貫実さんの「テナガザル」が大賞に選ばれた。同作品は次回の芸術祭のメインビジュアルに採用される予定。

 会期中、入賞・入選作品の原画を深川不動堂(江東区富岡1)のロータスホール、深川江戸資料館(白河1)のレクホール、清澄庭園(清澄3)の大正記念館で、それぞれ展示する。さらに、過去4回の公募展から選んだ約380点の複製画を、商店街の店先や橋の欄干、神社仏閣の参道などに展示。街を歩きながら、原画と複製画を合わせた約580点の作品を鑑賞できる。

 今年初めて行う「アートパラたんけんラリー」では、展示作品に設置された2次元コードを読み取り、LINEでスタンプを集める。3個集めると、オリジナル缶バッジかクリアホルダーを進呈。対象作品と深川の街を一緒に撮影し、指定のハッシュタグを付けてSNSに投稿すると、追加の景品も用意する。

 森下文化センター(森下3)では「10,000人ハートプロジェクト」の作品を展示する。区内の特別支援学級や放課後等デイサービス、福祉施設などで制作されたハートと、9月の豊洲開催で来場者が制作したハートを組み合わせ、約1万点の作品を紹介する。

 富岡八幡宮(富岡1)では、障害のある子どもたちや福祉施設の利用者が思いを込めて描いた「アート絵馬」を展示。深川不動堂と清澄庭園の公式案内所からは、地元ガイドと共にアート鑑賞と下町散策を楽しむ無料の街歩きツアーも行う。所要時間は約1時間で、英語にも対応する。

 実行委員長の福島治さんは「コロナ禍にスタートした芸術祭も今年で7回目。全国のアーティストや家族との縁が生まれ、『私たちは深川ファミリー』と言ってもらえる信頼関係につながっている。協賛企業からも数百人規模の社員がボランティアとして運営を支えている」と振り返る。

 さらに、「こうした縁を象徴する『10,000人がつくるハート展』に挑戦し、森下文化センターで展示する。下町人情あふれる深川の個性が結実した芸術祭に、ぜひ来場してほしい」と呼びかける。

 原画展示と各プログラムの開催時間は10時~16時。今月25日まで。