富岡八幡宮(江東区富岡1)の例大祭「深川八幡祭り」で8月16日、53基の町みこしによるみこし連合渡御が行われた。
同祭は日枝神社の山王祭、神田明神の神田祭と共に「江戸三大祭」の一つに数えられる。3年に1度、同宮の御鳳輦(ごほうれん)が渡御する年は「本祭り」と呼ばれ、53基の町みこしがそろって街を巡る連合渡御が見どころとなる(2026年は旧・深川浦の漁師たちの伝統を継ぐ深濱睦保存会のみこしを加え、全54基となった)。
今年は12日9時の「例祭前々日祭」で始まり、13日に「例祭前日祭」、14日11時から例祭祭典を行った。15日8時には「神幸祭(鳳輦渡御=ほうれんとぎょ)」の御発輦(ごはつれん)が行われ、鳳輦が街を巡った後、16時過ぎに御着輦(ごちゃくれん)した。
16日は7時30分に、みこし連合渡御がスタート。「わっしょい、わっしょい、わっしょい」のかけ声と共に町みこしが次々と街を進み、沿道からは担ぎ手に清めの水が浴びせられた。「水かけ祭」の別名を持つ同祭ならではの光景が各所で見られ、担ぎ手と沿道の観衆が一体となって祭りを盛り上げた。
境内の特設ステージでは、歌手の山内惠介さんが歌声を披露したほか、江東区茶華道会によるお茶会や葵太鼓による太鼓の実演なども行われた。
当日のみこし渡御を撮影してライブ配信したみこしユーチューバーで「KKちゃんねる」を運営する菊池和貴さんは「3年前の本祭りに続き、今回も連合渡御に参加した全てのみこしを撮影した。この祭りの魅力は担ぎ手だけでなく、祭りに関わる多くの人たちが笑顔になれること」と話す。
菊池さんは「長い渡御のコースには数多くの給水所やトイレが用意され、沿道では企業や商店、個人宅、マンションなど、本当にたくさんの方々がみこしや担ぎ手に水をかけていた。みこしを担ぐ人、水をかける人、祭りを支える人、そして沿道で見守る人。撮影しながら、深川の街全体が一つになって祭りを楽しんでいるようだった」と振り返る。
現在、「令和8年富岡八幡宮 八幡祭り写真コンテスト」も行っている。応募期間は9月15日まで。