昨年7月から江東区に本拠地を移転したBリーグ・アルバルク東京が6月29日、2025-26シーズンの終了を報告するため、大久保朋果江東区長を表敬訪問した。
区長室にはトヨタアルバルク東京の林邦彦社長、伊藤大司(たいし)ゼネラルマネジャー(以下GM)、本多健一朗江東区教育委員会教育長が出席。林社長がチームの成績や江東区内での地域連携活動について報告した。
同チームは2024年4月に江東区と地域社会の発展を目的とした相互連携・支援協力に関する協定を締結。区内小学校でのバスケットボールクリニックや応援を題材にした道徳特別授業、防災や福祉などの多分野で連携してきた。ホームタウン移転後、同年10月開幕の2025-26シーズンから「TOYOTA ARENA TOKYO」(以下TAT、江東区青海1)をホームアリーナとしている。
今季の戦績について、林社長は「60試合で41勝19敗。40勝以上していながら、最後まで分からない苦しいシーズンだった」と振り返った。1試合平均の入場者数は8593人、累計入場者数は25万7803人(前年比126%)を記録したという。
チームは今年1月に行われた「第101回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」で14年ぶりに優勝。東アジアスーパーリーグへの出場権を得た。林社長は「アジアでナンバーワンのチームと見てもらえるチャンス。チームとしてもクラブとしても大きな挑戦になる」と展望した。
大久保区長は「今シーズンはけがなどで全員がなかなかそろわない状況でも、天皇杯を勝ち取ったり、チャンピオンシップに出場したりと、応援している側からすると感動的な戦いだった」とたたえた。
Bリーグは来季から新しいリーグ構造に変更され、アルバルクはトップリーグとなる「B.LEAGUE PREMIER」に名を連ねて9月22日に開幕を迎える。この日はBリーグ開幕から10年の節目の日でもあり、開幕戦と同カードの「アルバルク東京vs琉球ゴールデンキングス」をTATで実施する。
伊藤GMは「新しいヘッドコーチを迎え、選手がコート上でよりクリエーティブに展開する、速いテンポのバスケットを目指す。来場するブースターをわくわくさせる試合を増やしたい」と話す。
アリーナ運営について、林社長は「今後、各地に新アリーナの建設が予定されている中、TATが常に最新鋭と言われ続けるように、デジタルやITを含めて積極的に投資していきたい。他では体感できない没入感を提供できる場所にしたい」と話した。
大久保区長は「地域貢献も含め、いろいろなところで活動していただきお礼を申し上げたい。これからさらに結び付きを強くして、『江東区にアルバルクあり』という形になっていけば」と期待を寄せた。
最後に伊藤GMからブースターへ向けて、「新たなロスター(メンバーリスト)はもう少ししたら発表できると思う。期待していてほしい」とメッセージを送った。