特集

「街をつなげる人をつなげる」江東区キーパーソンインタビュー《vol.002》久米設計 井上宏取締役社長 / Part1

「江東経済新聞」の特集は「街をつなげる 人をつなげる」をテーマに街に寄り添う人を紹介します。
【江東区キーパーソンインタビュー】の第2回目は江東区潮見に本社を置く設計会社「久米設計」の井上宏社長です。

最初に、「久米設計」の現在の主な事業内容を教えてください。

久米設計は1932年に創設した建築設計事務所です。建築の設計や都市計画など、建物や都市に関するさまざまな仕事をしています。江東区では「有明小学校・中学校」(有明2)や「有明西学園」(有明1)、「有明アリーナ」(有明1)は当社が設計しました。区外では「恵比寿ガーデンプレイス」(渋谷区)や「赤坂サカス」(港区)、「東急歌舞伎町タワー」(新宿区)といった大きな商業施設やホテルの他、庁舎や病院、美術館や博物館、住宅などありとあらゆる建物用途の設計を手掛けています。つまり、日本全国に設計した建物が存在しています。

最近では「まちづくり」や「価値づくり」といった仕事も多くなっています。地域の皆さんと、まちをどう良くしていくか、ということを考える仕事をしています。

なぜ、江東区潮見にオフィスを構えたのですか?

1993(平成5)年から現在の江東区潮見にオフィスを構えています。運河に囲まれたとても素晴らしい立地で、屋外には社員が気軽に憩えるデッキ空間を設けています。屋内の建物中央にはアトリウムという吹き抜けの大きな空間があり、ベンジャミンの木が植えられています。社員が働くフロアはそのアトリウムに面していて、アトリウム越しに運河も見渡せます。常に自然を感じられるオフィスと言えます。

移転以前は港区に本社ビルがありました。社員がだんだんと増えて手狭になり、周辺のいくつかのビルのスペースを契約して分散する形で働いていました。ただ、我々の仕事は社員同士のコミュニケーションが非常に大事。各専門分野のエキスパートが集い、そのメンバーがアイデアを出し合って、常にディスカッションしながらプロジェクトを進めていくため、社員一同が同じオフィスで働けるようにと考え、素晴らしい環境の江東区潮見に移転しました。都心部よりも少しのんびりした雰囲気があり、リラックスして設計に打ち込むには最高のロケーションだと思っています。

会社として事業を行う上で、大事にされていることを教えてください。

我々が携わっている事業は主に建築の設計になりますが、設計する建物周辺の「地域のことをよく知ること」を大切にしています。周辺の公園や広場、駅や水辺などのロケーションを知ることはもちろんですが、その地域の歴史や文化、人々の活動などを知るところから始めます。例えば、お祭りがいつ行われるかといったことも大事な要素です。建物と地域をどのように関係させるか、建物を使う人がまちとどう関わるか、そういったことが大切だと考えています。

建物を作ること自体ではなく、周辺の地域がどのようによくなるか、賑わいや楽しさ、豊かさをどうつくることができるか考え、設計することが私たちの仕事です。

次のページでは久米設計の事業実績と未来を創ることについてお聞きしました

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