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亀戸の老舗和菓子店「船橋屋」がリニューアル くず餅の新メニューも

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亀戸の老舗和菓子店「船橋屋」がリニューアル くず餅の新メニューも

店舗リニューアルに合わせ喫茶メニューに復活した「豆くず餅」(700円)。ほんのり塩気の利いた北海道産赤エンドウ豆がくず餅の甘さと相性がいい。数年前、催事で出品したが温度管理の問題などから今までは通常出品がかなわなかった

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 くず餅を看板商品に掲げる「船橋屋」亀戸天神前本店(江東区亀戸3)が11月9日、リニューアルオープンした。

目を引く大きなあんどん

 同店のくず餅は、小麦のでんぷんを450日熟成発酵して作られたもの。一説には、江戸期、現在の東京都東部から千葉県にかけて小麦の産地であり、当時家庭のおやつとして食べられていたという。当時同エリアが「南葛飾郡」といわれていたことから「葛(くず)餅」と名付けられた。関西で主に食べられるくず粉を使った「くず餅」と区別するため、「くず餅」または「久寿餅」と表記するのが一般的。

 同店は1805(文化2)年、千葉県の船橋出身の勘助が創業。亀戸天神社(同)に参拝に来たところ、ウメ、フジ、キクと季節ごとに花が咲き誇り、参拝客でにぎわうことから、境内に屋台の茶店を開いた。明治以降、鳥居前の現在の場所を購入し店を構えた。昭和期、第二次世界大戦で全焼するものの、1952(昭和27)年に再建。この度、耐震強化と内装をメインにリニューアル工事を行った。

 コンセプトは「寄り添う、そしてつないでいく」。広報の青木優海さんは「発酵食品で体に良いくず餅を次世代に伝えるため、守ることも大事だが、時代に寄り添う形でリニューアルした」と話す。築64年の古民家はそのまま生かしつつも、喫茶スペースのテーブルを4人掛けから2人掛けへと可動性を高める一方、10人掛けの大テーブルを置き、来店客間でコミュニケーションが生まれやすい空間に仕上げた。席数は38席。

 入り口すぐの真上には大きなあんどんを設置。2010年から使われている同店のロゴマークが、連続して描くとDNAのらせんのようにも見えることと、あんどんが江戸庶民の生活を照らす道具であったことから、「お客さまと当店がつながり、発酵食品で現代人の生活や健康を照らせるように」との思いも込めているという。

 リニューアルに合わせ、喫茶メニューに「豆くず餅」(700円)も復活させた。青木さんは「くず餅は発酵和菓子。この日本土着の乳酸菌をもっと知ってもらい、お客さまの健康やライフスタイルをもっと元気にしていきたい。同時に日本文化も伝えていけたら」と話す。

 営業時間は9時~18時。

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