ミカタ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:荒川 竜介)は、不動産会社向けAI電話研修サービス「エフトレ」の提供を開始しました。
「エフトレ」は、AIがお客様役となって電話対応を練習できる「AIロープレ」と、実務知識を学べる「Eラーニング」を組み合わせたサービスです。
最大の特徴は、ミカタが日々の売却反響対応で蓄積してきた実際のお客様との会話データをもとに開発していることです。
実際の売却反響コールを分析し、そこで得られた知見を、AIロープレのシナリオや採点基準、お手本対話、Eラーニング教材などに活用しています。
※教材開発に使用する実データは、個人を特定できる情報を除き、匿名化・再構成したうえで活用しています。

研修と現場の会話に生まれる「ズレ」
不動産売却の反響対応では、お客様との最初の接点となる電話対応が重要です。
一方、現場では、新人が電話に苦手意識を持っている、ロープレを行う先輩社員の時間を確保できない、OJT中心で担当者によって対応品質に差が生まれるなど、電話教育にさまざまな課題があります。
また、研修で知識を身につけても、実際のお客様から寄せられる質問や断り文句、検討状況は一人ひとり異なります。
「相場だけ知りたい」「他社と比較している」「まだ売却するか迷っている」など、実際の売却現場で起きている会話と、研修内容にズレが生じることも課題のひとつです。
そこでミカタが着目したのが、自社に蓄積されている実際の売却反響コールのデータでした。
月間5,000件超の売却反響対応。その実データを電話教育へ
ミカタでは、不動産会社に代わり、月間5,000件超の売却反響対応を行っています。
エフトレの開発にあたり、そこで蓄積された実際の売却反響コールのうち、3,395件を分析しました。
さらに、そのうち1,565件を深掘りし、アポイントが成立した973件を含む通話を分析。成果につながった会話とそうでない会話を比較することで、アポイントにつながった会話の特徴を抽出しています。
分析対象の通話では、具体的な日程を提示した通話のアポイント成立率は96%、日程の話が出なかった通話では10%でした。
また、「30分ほどで」など、お客様の心理的な負担を下げる表現は、アポイント成立通話の48%に登場しました。
こうした実際の会話から得られた知見を、AIロープレのシナリオ、採点基準、音声付きのお手本対話、Eラーニングの教材へ反映しています。

※数値は2026年9月時点・当社分析。
▼エフトレ サービスサイト
https://mikata-airoleplay.com
AIロープレ×Eラーニングで、実践と知識の両面からトレーニング
AIロープレでは、お客様役のAIと、実際の売却現場を想定した電話対応を練習できます。
会話終了後にはその場で採点・フィードバックを確認でき、実際にアポイントが成立した通話の分析をもとに作成した音声付きのお手本対話と、自分の対応を比較できます。

シナリオは「初期対応」「中長期追客」「クレーム対応」など25本を用意。難易度も3段階に分かれており、担当者の経験に合わせて繰り返し練習できます。
Eラーニングには、実際の売却反響対応で寄せられた質問と、それに対する切り返しをもとにした約2,400問を収録しています。
このほか、宅地建物取引業に関する実務知識を学べるオリジナル問題392問も収録。電話対応に必要な知識と、不動産取引の基礎知識をあわせて学ぶことができます。
AIロープレによる「実践」とEラーニングによる「知識」の両面から、不動産会社の電話対応力向上を支援します。

▼エフトレ サービスサイト
https://mikata-airoleplay.com
新しい実データが入り続けるから、教材も更新し続けられる
エフトレの教材は、提供開始時に用意した内容だけで完結するものではありません。
ミカタでは現在も売却反響対応を行っているため、教材のもととなる新しい会話データが継続的に蓄積されています。
新たに生まれた質問や、それに対する切り返し、会話の傾向などを分析し、Eラーニングの問題やAIロープレのシナリオなど、研修コンテンツの拡充に活用します。
実際の売却反響対応を行う事業とAI電話研修サービスを一体で運営することで、現場の会話を蓄積し、分析し、教育へ反映するというサイクルを継続できます。
この仕組みそのものが、エフトレの強みです。
