見る・遊ぶ

東京サンロッカーズ、秋田に連勝 逆転勝利にデニスHC「成長の証」

アタックなどから14得点を挙げたジャン・ローレンス・ハーパージュニア選手

アタックなどから14得点を挙げたジャン・ローレンス・ハーパージュニア選手

 Bリーグ・東京サンロッカーズ(以下、東京SR)が10月4日、秋田ノーザンハピネッツ(同、秋田)に86-76で勝利し連勝を収めた。会場はTOYOTA ARENA TOKYO(江東区青海1)。

新マスコットのヴィンディーとハグする田中大貴選手

[広告]

 前日20点以上を付けて勝利していた東京SR。チームで「(秋田は)エナジーを出してやってくる」と話して臨んだ立ち上がりは、ラウリー・アルキンズ選手のシュートブロックなど堅守が見られたが、失点につながるミスや秋田のゾーンディフェンスに苦戦し、22-19と競る。

 「秋田のペースだった」(ショーン・デニスヘッドコーチ)第2クオーター(Q)。速い展開からの得点、野崎(崎はたつさき)零也選手の3ポイント(P)シュートなどで得点を重ねたが、同Q後半は難しいシュートを打つ場面が増え重い展開となった。

 攻撃について田中大貴選手は、「選手たちの読みや、一つのアクションから自分たちで作っていくかたち。(規則が変わり)スペースがなくなるのはどのチームにも起きていることだと思う。映像を見て確認して良くしていく、その繰り返し。解決する力を付けなきゃいけない。時間がかかると思うし、ある程度我慢が必要」と触れた。「だからこそディフェンスから流れをもって来ないといけない」とも。

 35-37と逆転を許して迎えた後半。立ち上がりに攻撃でミスが続き、リバウンドから走られるなど、一時最大8点差を付けられる。デニスヘッドコーチ(HC)から「負けている時にどれだけチームが一つになって頑張って勝てるか、一つの試練だ」という趣旨の言葉があったなか、終盤には好守が見られ54-59と食らいついた。

 最終Q立ち上がりも、ダブルチームで秋田のミスを誘う守備を見せた。ジャン・ローレンス・ハーパージュニア選手は「ビッグマンが頑張ってくれたからこそダブルチームができた」と仲間をたたえつつ、「インテンシティーを上げることなど意識していたので、後半にはまってよかった」と振り返った。

 アルキンズ選手が積極的なアタックから得点を重ね、田中選手の3Pシュートで最終Q中盤に同点に追いついた。田中選手は約1分30秒で7得点を挙げ貢献したが、デニスHCは、「勝負を決定づけた」と評価。第3Qまで0得点だった田中選手は、「乗り切れなかった部分はあったが、何とかしたいという思いがあり、集中しなきゃいけなかった」と振り返る。今季はベンチからの出場が増えているが、「35歳、(体を)温めるのにちょっと苦労している。そこのアジャストの仕方を見つけないといけない。そこもチャレンジの一つなのかな」と話した。

 終盤は、インサイドへのアタックを守ることを目的に、規則変更で可能になった外国籍選手3人に帰化枠のホーキンソン選手、田中選手という190センチを超える選手5人を起用。采配に応え3分近く得点を許さなかった。

 チームでフリースローの確率に苦しんだが、ウィリアムズ選手とハーパージュニア選手は残り1分を切った要所で各2本を決め切った。ウィリアムズ選手はルーズボールを追いかけたことでファウルを誘発したが、「得点王になるためにBリーグに来たわけじゃない。チームを勝たせるプレー、泥臭いプレーが自分の役割」と話し、「大事なフリースローを決め切れたことが一番うれしい」と喜んだ。

 デニスHCは「粘り強く戦い抜けたことは、成長し始めている証と言える」と選手をたたえた。ウィリアムズ選手は「大きな一歩」とこの勝利を表現。田中選手は、「ずっと秋田の流れだったが、そういう状況でも勝ちを拾っていかないといけない。そこを皆で強く話して最後こういう結果にできたのは去年との違いだと思うし、すごく大きいこと」と喜んだ。

 次節は今季初のアウェー戦となる。前節から3連勝となったが、ハーパージュニア選手は、「自分たちらしいバスケットを最初から最後までやれば絶対に勝てる。浮かれずに切り替えて、気を引き締めて頑張りたい」と意気込んだ。