見る・遊ぶ

新制「サンロッカーズ」が開幕戦 黒星発進も「インパクトあった」

プロ初得点を挙げた山崎一渉選手

プロ初得点を挙げた山崎一渉選手

 Bリーグ・東京サンロッカーズ(以下、東京SR)が9月25日、TOYOTA ARENA TOKYO(江東区青海1)で開幕戦を迎えた。対戦相手は千葉ジェッツ(以下、千葉)。

得点に盛り上がるベンチ

[広告]

 Bリーグの構造改革に伴い今季立ち上がった新トップカテゴリー「Bプレミア」に属する東京SR。Bプレミア参入に向け、今季から江東区にホームタウンを移し、チーム名も「サンロッカーズ渋谷」から改名した。

 東京SRとして初の公式戦となったこの日。新たなホームアリーナでは、光や映像、音楽による新しい演出も取り入れたが、スタートメンバー紹介時の音楽など、伝統的に使ってきた演出も見られた。生え抜き11年目のベンドラメ礼生選手は、「感動した。新しい環境ではあるが、音楽などサンロッカーズと言えばこれだよねというものも散りばめられていた。新しい10年が始まると思うとワクワクがあった」と触れた。

 開幕戦ということもあり「強い気持ちで臨んだ」(ラウリー・アルキンズ選手)この日。ジョシュ・ホーキンソン選手のフリースローで先制した東京SRは、堅守からの速攻など、今季目指すスタイルで連続得点を挙げ、好スタートを切った。ベンドラメ選手は「強みである攻守の切り替えも素早くできた。すごくインパクトはあったのでは」と好感触な様子だった。

 30-21で迎えた第2クオーター(Q)。立ち上がりは速い展開から得点を重ねたが、リバウンドから得点を許す場面が増え、点の取り合いとなる。同Q終盤は外角シュートの確率が上がらず、52-50と点差を詰められた。

 後半序盤は、ドンテ・グランタム選手がアタックからの得点やアシストで攻撃を引っ張るが、千葉のアタックを抑えきれず71-79と逆転を許す。守備について山際爽吾選手は、「ピック&ロール(スクリーンを使った攻撃)でディフェンスをはがしてきた。ローテーションを意識し、ヘルプに頼りすぎた。個人の責任だと思う」と指摘した。

 最終Qには一時2桁リードを許すが、「たまたま自分が得点を挙げたが、勝ちたいという一心でやっていた」というアルキンズ選手が、3ポイント(P)シュートやダンクなど最後まで得点を重ね92-97と追い上げた。

 アルキンズ選手はチーム最多の25得点を挙げるなど貢献したが、「勝つことが大事なので、自分のスタッツ(成績)はあまり気にしていない」と振り返り、「連戦であるのがいいところ。必ずバウンズバックしたい」と、27日の第2戦を見据えた。

 ショーン・デニスヘッドコーチ(HC)や選手は、守備面でのミスやフリースロー、オープンシュートの決定率の低さを敗因に挙げた。同時にデニスHCは、「チームのアイデンティティーを確立し、自分たちがどういうチームなのか」と話し、臨んだと言い、「ファンの皆さんにはその片鱗をお見せできたのでは」と一定の評価を示した。

 続けて、「誰もが勝ちたいと願っているし、ファンの方もそれを望んでいるのは間違いないが、私たちが目指す方向性を感じ取ってもらえたならうれしいし、見に来てもらえば、ワクワクしてもらえるのでは。競争力のあるチームであり、成長するにつれて勝利を収められるようになる。試合そのものがエキサイティングで、常にいいプレーが生まれている姿を見せることが重要」と話した。

 現在行われているアジア競技大会に出場していた選手もおり、全員がそろって練習できたのは今週に入ってからだという。リーグ初のドラフトで1位指名を受け入団した山崎(崎はたつさき)一渉選手もその1人。「(チームに合流して)2日くらい練習して、そんなに遅れを取っている感じはなかった」と言い、スタートで出場したが、「開幕戦ではあったが、緊張せずに入れた」と自信を持ってコートに立ち、3Pシュートやアタックなどを見せた。

 26日の第2戦は95-79で初勝利を挙げた。