株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:夏野剛)より、10月1日にイザベラ・ディオニシオ著『不倫が好きな文豪たち(文豪たちにルビ:オトコとオンナ)』が刊行されます。
イザベラさんはヴェネツィア大学で日本語を学び、日本の古典文学、近現代文学を深く愛し、卒論は向田邦子、大学院では森茉莉、幸田文を研究対象にしていた文学オタク。新作もこれまでの著作も、すべて日本語で本人が執筆しています。
その筆力の高さ、「こんな紹介だったら古典の時間も楽しかったであろうに」と唸らせる文章の面白さで、ブレイディみかこさんや高野秀行さんも魅了したイザベラさんが今回挑んだのは……不倫文学!

本作の書影

前作刊行時に寄せられたブレイディみかこさんの賞賛にして笑賛

2023年12月31日にXに投稿された高野秀行さんの激賞
道ならぬ恋はエンタメの鉄板。だが、それはいつ、なぜ大ヒットしたのか?
やりはしないが故に、他人のそれには多くの人が好奇心を抱いてしまう禁忌破りは、作家にとって大衆の感情を刺激する格好の題材。日本では姦通罪がなくなった戦後に火が付き、数多のベストセラーが生まれていく。
だが、書かれ、売られたのは罪に問われなくなったからだけではない。近代のイエ制度に閉じ込められて、妻と母という役割しか許されなかった妻たちが、新たに「ひとりの女」として自我を取り戻したからだ。それによって、純潔と情熱の間をゆらゆらと揺れる素敵なヒロインたちが大勢誕生したのである。
姦通罪があった時代に投じられた、実は挑戦作の近松門左衛門『堀川波鼓』、夏目漱石『それから』。
最初の不倫もののベストセラーとなった大岡昇平『武蔵野夫人』。国会質問で不道徳として俎上に載せられた谷崎潤一郎『鍵』。よろめきブームという社会現象を生んだ三島由紀夫『美徳のよろめき』。
更に不倫文学を世に知らしめた向田邦子、瀬戸内寂聴からは『阿修羅のごとく』と『田村俊子』。
そして、忘れてならない原点『神曲』と『源氏物語』。
未読でも既読でも楽しめる日本文学+α入門。

