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東京サンロッカーズ、名古屋Dに善戦 攻守で見せたハーパージュニア選手

終盤も仲間を集め声をかけたジョシュ・ホーキンソン選手

終盤も仲間を集め声をかけたジョシュ・ホーキンソン選手

 Bリーグ・東京サンロッカーズ(以下、東京SR)が10月25日、TOYOTA ARENA TOKYO(江東区青海1)で名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(以下、名古屋D)と対戦し、85‐96で敗れた。

名古屋Dのファンにも愛されているショーン・デニスHC

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 名古屋Dの攻撃の要、齋藤拓実選手への守備が一つの鍵となったこの日。立ち上がりから強度の高い守備を見せたジャン・ローレンス・ハーパージュニア選手は、第2クオーター(Q)に齋藤選手へのパスを奪いレイアップに持ち込み場内を沸かせた。

 後半には、齋藤選手への粘り強い守備から名古屋Dのオフェンスファウルを誘発。名古屋Dでアシスタントコーチ(AC)を務めていた浜中謙ACから助言を受けていたことから、「やりたいことも苦手なことも分かっていた。何が何でも最初から最後までくっついて嫌がらせたいと思っていた」と言う。最終Qには、「パスを通させないルールでやっていった」ビッグマンへのパスを奪いに行く場面も見られた。

 ハーパージュニア選手が「強度が低くなって、後半は気持ちよくやらせてしまった」と反省の言葉を口にした一方、ショーン・デニスヘッドコーチ(HC)は、「5回ミスをさせたし、得点もアシストも邪魔できたと思うので本当に良くやってくれた」と評価した。

 試合序盤は速い展開に持ち込まれるなど、ビハインドを負う。ブライソン・ウィリアムズ選手のゴール下、ベンドラメ礼生選手の3ポイント(P)シュートで追い上げ迎えた第1Q終盤。名古屋Dのシュートをジョシュ・ホーキンソン選手がブロック。残り約8秒、リバウンドを取った田中大貴選手からパスを受けたハーパージュニア選手は野崎(崎は立つさき)零也選手につないだ。野崎選手はファウルを受けながらシュートまで持ち込み、得たフリースローを確実に沈め、25-23と逆転した。

 ハーパージュニア選手は「多分、大貴さんが新しいサンロッカーズのバスケを一番理解している。絶対にボールが来るというのも分かっていたし、横で零也さんが走っているのも分かった。自分たちらしいバスケットはできていると感じた」と振り返った。

 第2Q立ち上がりは、ハーパージュニア選手が力強いアタックで連続得点。ラウリー・アルキンズ選手も守備とのズレを見逃さず3Pシュート2本などで得点を引っ張った。47-43で迎えた後半は積極的にアタックを仕かけ、名古屋Dのファウルを誘発。得たフリースローを高確率で決め、一時2桁リードを奪う。しかし、連続で3Pシュートを許すなど一進一退の攻防が続いた。最終Qは68-63とリードして迎えるも、ミスやファウルが増え、守備ではリバウンドを取られるなど後手に回り、失点が続いて敗れた。

 デニスHCは、「ほぼ完成された強いチームに対し、3Qまでは自分たちのシステムやアイデンティティーを守れたのは誇り。4Qでやり切れなかったのが課題」と指摘。その4Qについてホーキンソン選手は、「ミスやファウルで少しうつむいてしまう場面があった。大きな問題に発展させずに僕たちがプレーを遂行できるかどうかが鍵」と話した。この日は、「疲れると自分のことを考え始める傾向がある。それぞれがやりたいことをやり始めるといい結果は生まれない。どんな状況でも常にチーム一丸でやっていかないといけない」と、終盤も仲間を集めハドルを組んだ。

 昨季までの5季、名古屋Dを率いていたデニスHC。アルキンズ選手は、「かつてのチームメートと戦う時の気持ちは分かるので、ショーンのためにも勝ちたかったので悔しい」と触れた。

 12試合を消化し8勝4敗と勝ち越している。デニスHCは、「1年目で再建を図っているチームとして、タイトなスケジュールをこなした段階でこの結果は満足している」と評価する。

 東京SRは今月31日・11月1日にアウェーで戦った後、同7日、同アリーナに京都ハンナリーズを迎える。