地域の子育て世帯が夕食を持ち寄って交流できるイベント「きょうは『ひろがり日和』」が8月28日、門前仲町の「ひろがり保育園・門前仲町」(江東区富岡1)で開催される。
同イベントは夕方以降に親子が安心して過ごし、地域の子育て世帯同士がつながる場をつくろうと同園が始めた取り組み。在園児とその家族だけでなく、他の保育園や幼稚園に通う子どもの家族、未就園児がいる家庭、出産を控える人などにも開放する。
きっかけとなったのは、地域の子育て世帯から寄せられた「ベビーカーで安心して入れる飲食店が少ない」「同じ子育て世帯とつながるきっかけがない」という声。行政施設などが閉まる夕方以降にも親子で集まれる場所をつくり、孤立を防ぎながら地域で横のつながりを築いてもらおうと企画した。昨年8月29日に第1回を開催し、今回で1年がたつ。
当日は、それぞれが購入した総菜やファストフード、手作り弁当といった夕食を持参し、園内で一緒に食卓を囲む。今回はかき氷も用意する。
「活動を続ける中で参加した保護者同士の交流も深まり、一緒に出かけたり、第2子がいる家庭同士で交流したりする関係も生まれている」という。他園に子どもを通わせる保護者からは「ここがなかったら、ここまで地域の子育て世帯とつながることはできなかった」との声も寄せられた。
同園の大隅(おおすみ)亮園長は「ネット社会がどんどん大きくなる一方、地域社会では孤独や孤立が進んでいる。それを止めたい、『やはり最後は人とのつながりが一番の心の支えになる』と考えて始めた」と振り返る。
大隅園長は「『在園児のみを預かる保育園』ではなく、『広く地域社会全体の子育て世帯の居場所』になりたい。ここで生まれた出会いやつながりは子どもたちが育ってからも続き、『この街が大好きで、自分自身もこの街で子育てをしたい』と感じられるような居場所づくりを、これからも続けていきたい」と意気込む。
開催時間は18時45分~20時。入場無料。入退場自由。